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かっこいいスキヤキ (泉 昌之著) アラフィフリーマンのビジネス書評

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かっこいいスキヤキ (泉 昌之著)





かっこいいスキヤキ


ハードボイルド風な前衛的漫画



 タイトルに猛烈に惹かれたマンガ。読んでさらに惹かれ、「自分の求めているものがここにある」と感じた


 これは、Softbankのお父さんシリーズCMを考案した澤本嘉光氏が、日経プレミアPLUS「人は本棚で決まる」で、この本につけた推薦文。聞いたこともないマンガだったが、発想法の勉強のために購入した。


 誰もが考えたことのある、でも細かすぎて人に話さないようなことに徹底的にこだわった前衛的マンガ。
 
 作者の泉昌之は、作:久住昌之、画:泉晴紀の2人からなる漫画家コンビ。これは漫画雑誌「ガロ」に掲載した18本の読み切りマンガを集めた単行本。内容は
 
 ①トレンチコートを着たハードボイルドな男が食やダンディズムにこだわる話
 ②プロレス好きの親父が騒動を巻き起こす話
 ③ウルトラマンのパロディ

 
の3つに大別される。


 正直にいうと、②③はあまり良く理解できなかった。しかし①のシリーズは面白い。

・駅弁のおかずを食べる順序にやたらこだわって食感を盛り上げようとする『夜行』
・合宿の打ち上げでスキヤキになり、同じテーブルの他の連中が遠慮なしに肉ばかり喰うのに怒って、自分もあの手この手で肉を確保しようとする『最後の晩餐』


 きっとあなたも同じ事を考えたことがあるはずだ。そしてどちらも、恐るべきどんでん返しが待っている。
 
 これ以外には、黒人奴隷が主人公の『ARM JOE』。最初読んだ時は何がなんだかわからなかったが、2度読みして、「ああ、こう来たか」と爆笑してしまった。
 
 
 漫画雑誌「ガロ」は、他の雑誌では掲載してもらえない独創的なマンガを載せる雑誌として、1964年から青林堂が刊行していた。この雑誌がなければ、このような前衛的なマンガは発表の場が与えられず、世の中に出なかったかもしれない。
 
 ガロのことを聞いて思い出したのが、最新の暗号技術である「量子暗号」のエピソード。量子暗号はかなり古くから提唱されていて、最初の発案は1970年頃にあったという。1970年といえば、大阪万博の年だ。しかしそれが論文として発表されたのは、10年以上も後だった。その理由は、幾つかの論文雑誌を転々としたが、どこでも査読者や編集者が、あまりに奇抜すぎて実現性を疑い、学術的価値なしとして掲載を拒否したためだという。天才的すぎる着想が、そのために誰にも理解されず日の目を見なかった例である。(暗号の数理―作り方と解読の原理 一松 信著)
 
 
 前衛的な漫画家の初期の作品なので、相当アナーキーな部分もあるが、あなたがそんな作品を好む層なら読んで損はない。しかし、いくつかの作品には性的描写もあるので、女性はその点留意して楽しんでほしい。
 
 


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[ 2013/01/04 15:52 ] ビジネス書以外 | TB(0) | CM(0)
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