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アラフィフリーマンのビジネス書評

 ビジネス書を中心に、要点とツッコミを書いてます。

ホーム > アーカイブ - 2012年12月

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ビジネス書から見る正しい姿勢の大切さ


歩く姿勢

正しい姿勢で、心身ともに健康に!


 胸を張って、視線は少し上を見るようにする。そうすると気分が落ち込まない 

 
 今年の5月にジェームス・スキナー氏の無料講習会でこの話を聞き、その日から実践しました。すると
 
 ・特に月曜日の朝に感じていた「会社行きたくないな~」というネガティブな気持ちが消えた。
 ・視線が上がり、遠くが見通せるようになった。
   ⇒胸を張らないと視線は上がりません。逆に胸を張れば自然と視線は上がります。
 ・車を運転するとき、座り姿勢でも視線が上がっていて、遠くを見通せる。その分先を読んだ運転ができる。


といった、大きな効果を感じることができました。
 
 
 そんなわけで正しい姿勢に興味をもつようになったのですが、ビジネス書を読むといろいろな本で姿勢の大切さが説かれていることに気付きました。ねらう効果は様々ですが、正しい姿勢はどれも「胸を張って視線を上げる」です。
 
 では、その内容を順に紹介。まずはジェームス・スキナー氏の本
 
 図解 成功の9ステップ

(P56)
 動きはすべての感情の元。うつ状態の人は、頭を下げて背中を丸めている。すると呼吸が阻害されて、酸素を取り入れられない。気分が悪くなるのは当然だ。


 次は裏社会の人のかけひきの技術を紹介するこちらの本

 一瞬で勝ちをとる かけひきの技術

(P27)
 交渉では相手に呑まれないよう、徹底して自信にあふれた態度を見せるのが大切。むずかしいことではない。背筋をぴんと伸ばし、胸を張ればいい。自信があるから胸を張るのではない。胸を張るから自信がわいてくるのだ。胸を張り、姿勢を正せば声が自然と大きくなり、語尾も明確になる。
 
 
 こんどは裏麻雀の世界で20年間無敗、「雀鬼」の異名を取る桜井章一さん。桜井さんの本業はプロの雀士ですが、プロの格闘家が押さえ技を習いに来るほど体術に優れた人です。
  
 恐れない技術

(P169)
 何事にも「恐れない」生き方をするには、考え方だけでなく、体のバランスや使い方も関係する。人間である以上、「悲しい」「つらい」とかの感情はあって当たり前。だが、そんな時こそ、肉体でその感情を支えてみる。
 具体的には、リラックスして立ち、重心をやや落とす。次に背筋と首筋を伸ばし、最後に目線を真正面から1センチだけ上げてみる。そうすれば、自然と「軸が」体の中心にできてくる。
 前に押されても、後ろに倒されそうになっても、この姿勢が取れていて、体が柔らかければ簡単にはぐらつかない。さらに、そうした体の柔らかさは、心の柔らかさにも結びつくことだろう。

 
 
 世界No1のカリスマコーチ、アンソニー・ロビンズさん
 
 一瞬で自分を変える法

(P147)
 今日、科学の世界では、病気か、健康かは「自分で選べる」のが常識となりつつある。落ち込んでいる人はひと目でそれと分かる。
 まず、歩くときは下を向いている。肩を落とし、息は弱く、浅い。肉体をうつの状態に追い込むことばかりする。
 背筋を伸ばして立ち、胸を張り、腹の底から深く呼吸し、顔を上げ、体を動かしていれば落ち込んでいられなくなる。あなたの脳には精力的に力を発揮しろというメッセージが届けられ、身体はそのとおりになっていく。

 
 
 最後は、私がこの一年で読んだ中で、いちばん良かった小林弘幸さんの本。小林さんはお医者さんで、自律神経のバランスを正常化して健康になる方法を提唱しています。
 
 「ゆっくり動く」と人生が変わる

(P138)
 ストレスや心配事など、なにかいやなことで気分が暗くなると、知らないうちにうつむいて背中を丸めてしまいます。でも、自律神経的に言うと、それは全くの逆効果。この姿勢では気道が狭くなり、呼吸が浅くなり、自律神経のバランスが乱れて悪くなってしまいます。さらに副交感神経の働きが下がるので、免疫機能が低下し、体調まで崩してしまいます。調子の悪い時ほど、上を向くことです。


 いろいろな著者がそれぞれの立場から姿勢の大切さを説いていますが、正しい姿勢が共通しているのは興味深いですね。

 月曜の朝、会社行きたくないとか、何となくやる気がでないといったネガティブな気分になることが多いなら、姿勢に問題があるのかも。胸を張って立つ、歩くなら、お金もかからないし、今すぐできます。ぜひ試してみて下さい。



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[ 2012/12/29 18:15 ] 健康 | TB(0) | CM(0)

マンキュー入門経済学 (N.グレゴリー・マンキュー 著)



マンキュー入門経済学

政治家に読ませたいケーススタディがいっぱい



 マンキュー氏は29歳の若さでハーバード大学教授に就任した一流の経済学者です。
 
 本書は経済学をできる限りおもしろく、やさしいく解説するという視点で書かれています。
 
 読み進むうちに、自分はこんなことも知らなかったんだ、と気付かされる箇所がたくさん。でもこの本を読んでから、新聞や専門書を読むときに出てくる経済用語「名目GDP」「限界費用」の意味がわかるようになり、記事をより正確に理解できるようになりました。
 
 本書のユニークなところは、経済の原理が中学レベルの計算例でわかりやすく説明されていること、学習を助けるケーススタディが数多く掲載されていること。しかもそれが面白いです。
 
 たとえば第3章では、交易(貿易)によりお互いの国が利益を得られることを説明しています。この例を通じ、各国は自由貿易によりWIN-WINの関係を築き、より豊かになれるという原則を学ぶことができます。


 ケーススタディとしてはたとえば
 

 ・ガソリンスタンドの行列
  1973年にOPECが原油価格を引き上げたため、ガソリンの供給が減少した。通常なら需給バランスを取るため、ガソリン価格は上昇する。しかしアメリカ政府がガソリン代の上限を設定したため、供給が減少したにもかかわらず需要が減らなかった。これは深刻なガソリン不足をもたらし、車の利用者はわずか数ガロンのガソリンを買うために何時間も待つ羽目になった。
  法律の立案者は、国民が行列のために多くの時間を浪費している責任を感じ、ガソリン上限価格を撤廃した。


 ・ぜいたく品への課税(奢侈税 しゃしぜい)

  1990年にアメリカ議会はヨット、自家用飛行機、毛皮、宝石、高級車といった品目に奢侈税をかけた。これで金持ちから税金を取れると考えた。
  ところが、結果は意図したものと全く異なってきた。たとえばヨットを考えると、ヨットに対する需要は弾力的(値段が上がると需要が大幅に減る)である。億万長者はヨットを買わなくてもぜんぜん構わない。そのお金でバカンスに出たり、相続人に巨額の遺産を残すこともできる。ヨットへの課税はヨットメーカーと労働者に負担をかける。結果として、中流階級に大きな負担をかけることになった。
  奢侈税は施行後、そのまちがいが明らかになり、議会はその大部分を1993年に廃止した。


 
 こうした例を見ると、市場には変な規制を入れず、市場経済に任せるのがよいことがわかります。
 
 
 今の政治家はこの一冊の本の内容すら知らないで政策を議論しているように思えてなりません。
 
 
 著者は経済学を学ぶメリットとして
 
 1.自分が暮らしている世界を理解するのに役立つ
    就職先を見つけるのが容易な年と困難な年があるのはなぜか
 2.経済へのより機敏な参加者になるため
    自分の所得のどれだけを消費に向け、どれだけを貯蓄するか。経済学を学ぶとお金持ちになるのを手助けする道具を身につけることができる。
 3.経済政策の可能性と限界をより良く理解できる。
 
 をあげています。
 
  本書で説明されている原理・原則や多様なケーススタディを頭に入れておけば、この先の経済の動きをより正確に予想でき、ベターな判断にもつながりますね。
 
 

 


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[ 2012/12/23 12:17 ] 教養・ノウハウ | TB(0) | CM(0)

良い戦略、悪い戦略 (リチャード・P・ルメルト 著)



良い戦略、悪い戦略

良い戦略とはなにかを、悪い戦略との対比と豊富な具体例でわかりやすく説明



 戦略論と経営理論の世界的権威であるリチャード・P・ルメルト氏の著書です。

 ルメルト氏はコンサルタント、アドバイザー、教師、研究者として戦略に関わってきましたが、そこで失敗や苦労を重ねながら学んだことをもとに、この本を書いています。

 この本は、良い戦略悪い戦略の驚くべき違いを示し、良い戦略を立てる手助けをすることを目的としています。


 では、良い戦略とはどんな効果をもたらすのか?
 
 良い戦略は集中すべき領域を示し、組織の一貫性ある行動を導く。また、視点を変えて新たな強みを発見する。

 良い戦略は何から構成されているか?
 
 良い戦略はしっかりした論理構造がある。診断、基本方針、行動が核になっている。

 良い戦略の例として、アップルの事例が冒頭に紹介されています。
 
  1997年9月、あと2ヶ月で破産というところまで追い込まれていたとき、スティーブ・ジョブスがCEOとして戻ってきた。彼はアップルの問題を
 
  製品ラインナップが複雑すぎて会社は無駄な経費を垂れ流している。

と診断。

基本方針を

  製品ラインナップと販売店網の整理
  
に決める。そして以下の行動に出る。

 ・15あったデスクトップ機をたった1機種に、多数のノートパソコンも1機種にしぼり込む。
 ・それまで手がけていたプリンターと周辺機器は全て切り捨てた。
 ・ソフト開発を捨て、開発エンジニアをお払い箱にした。OSはNeXT社から調達した。
 ・国内で6系列あった販売店のうち5系列を切った。
 ・製造部門もほぼ全部廃止し、台湾の製造請負企業に切り替えた(ファブレス化)。


こうしてアップル再生の道筋をつけた。


 具体的な事例と照らし合わせることで、良い戦略が、診断、基本方針、行動から構成されていることを理解できるだけでなく、どうしたら自分の問題に適用できるかのヒントを与えてくれます。

 良い戦略の後に、悪い戦略の説明が続きます。
 

 悪い戦略とは
1.わかりきったことを専門用語や業界用語で言い換えただけのもの。
 ・大手銀行のミッション「顧客中心の仲介サービスを提供する」
  →仲介サービスは銀行の業務そのもの。顧客中心はサービス業なら当たり前。この戦略は、「うちは銀行である」と言っているに過ぎない。
 ・コーネル大学のミッション「知のフロンティアを広げることによって、社会に貢献する学問の場であり続ける」
  →「コーネル大学は大学である」と言っているに過ぎない。

2.組織の重大な問題に取り組まない

3.目標を戦略と取り違えている
  「売上を毎年20%増やす」
  →どうやって売上を伸ばすのか方針を示していない。


 また近年は、リーダーが戦略を立てないのではなく、悪い戦略を立てる傾向がある。その理由として
 ・診断に必要な調査や分析は労力のいる仕事だが、その労力を惜しんで安易に戦略を立ててしまう。
・良い戦略は重要な課題にフォーカスする。どれかを選んで残りを捨てなければならない。この困難な作業をやらずに済ませようとしてしまう。


といったことが背景にある。


 本書の特徴は、戦略とは何かをズバリと言っているだけでなく、参考となる具体的な事例が数多く紹介されていること。そうそうたる企業が目白押しです。なお、この中のいくつかはルメルト氏がコンサルタントとして入っています。

  アップル、DEC,ウォールマート、IBM、スターバックス、
  インテル、ウォルト・ディズニー


 興味深いのは、隆盛を極めた企業が調略したり、国家の政策が失敗してしまう例

  エンロン、クラウン・コルク&シール(アメリカの缶メーカ)、
  コンチネンタル航空、AT&T
  グローバル・クロッシング社(大西洋を横断する大容量通信を提供する民間会社)、
  2008年にアメリカを襲った世界金融危機


 
 これらが単なる事例紹介でなく、臨場感あふれる筆致で描かれており、よくできた物語のように引きこまれてしまいます。多様なケーススタディをこなした人が書いた本は、あなたが悩んでいる問題の解決にきっと役立ちます。
 
 

 
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[ 2012/12/16 17:29 ] 仕事術 | TB(0) | CM(0)

高校生からのゲーム理論 (松井 彰彦著)



高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

物語風なゲーム理論の入門書



 ゲーム理論は複数のプレイヤーがいて、それぞれの行動が影響し合う状況において、相手の動きを見ながら自分の利益を最大化する方法を考える学問です。
 
 ゲーム理論はジャンケンから、東西冷戦、経済の価格競争の仕組みを分析するのに使われています。
 
 本書はむずかしい理論の話はさておき、具体的な事例をゲーム理論に当てはめたらどうなるか?という切り口でゲーム理論の解説をしています。具体例はゲーム理論で扱う典型例(囚人のジレンマなど)、歴史上の大戦、経済活動など多岐にわたります。たとえば
 
 ・サッカーのPK(右に蹴るか、左に蹴るか?)
 ・環境問題(CO2の規制を守るか、無視するか、どちらが国益にかなうか?)
 ・漢と趙との戦いで、漢の韓信(かんしん)が取った背水の陣の戦略分析
 ・ガソリンスタンドの市場参入
 ・北海道の航空会社 エア・ドゥの破綻

 
 たとえばエア・ドゥに関しては、ゲーム理論に基づき失敗した要因として以下をあげています。
 
 ・新規参入企業はニッチ路線が鉄則だが、エア・ドゥはいきなりドル箱路線の羽田-千歳に参入した。たとえば旭川など道内の地方都市と羽田を結ぶ路線に参入すべきだった。
 ・エア・ドゥは大型機のB767をリースしたが、ニッチ路線に参入したならB737のような小型機ですみ、燃料代もかからず、万一撤退した時の損失も小さくなる。

 
 いじわるな見方をすると、どの例もあとづけのような印象を受けますが、今現在の問題を過去の例に照らし合わせることで戦局を読むのには使えそうです。
 
 あと、物語風に仕立てられているので、ゲーム理論の初歩を系統的に勉強するには向きません。別の教科書やこちらのサイトを読んでからこの本を読むのがいいとおもいます。
 
 
 
 


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[ 2012/12/09 22:33 ] 教養・ノウハウ | TB(0) | CM(0)
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