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アラフィフリーマンのビジネス書評

 ビジネス書を中心に、要点とツッコミを書いてます。

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「原因」と「結果」の法則 (ジェームズ・アレン 著)



「原因」と「結果」の法則
「落ち込んだ時に読んでごらん。人生なんて、とても単純なものなのよね」


 20代の若さでヒルズ族となったKOTAさんが、自分の人生を変えた「絶対に読むべき本」として

・思考は現実化する
・道をひらく
・誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
・「原因」と「結果」の法則


ブログで紹介しています。


 今回はこの4冊のうち、4番めの「原因」と「結果」の法則の書評です。


 何とこの本は1902年に書かれたものです。自己啓発書の”源流”とも言うべき本で、読んでみると「思考は現実化する」をはじめとして、いままで読んだ自己啓発書はこの本のパクリではないかと思えるほどです。

 KOTAさんがはじめて買った自己啓発書かこの本で、その後膨大な量の自己啓発書を読んだそうです。その意味では、この本を最初に読んだことで、ほかの自己啓発書の理解も容易になったのではと勝手に想像してます^^;

 
 では、”源流”の内容を簡単に紹介:
 
 思いと環境の関係
 
 ・人は、自分が考えている通りの人生を生きている
 ・人の心は庭のようなもの。良い心を持てば心に美しい草花の種をまくことになり美しい花が咲く。よこしまな心を持てば心に雑草の種をまくことになり、雑草が生える。
 ・自分の心を管理できる人は、失敗や不運を環境のせいにせず、与えられた環境で学習を積む。するとその環境は間もなく、次の新しい環境に取って代わる。

 
 先日参加したジェームス・スキナー氏の講演会でも、同じ話を聞きました。
 
 
 人生の目標

 ・思いと結びついた目標を持つことが大切
 ・目標達成に何回も失敗したとしても、失敗を通じて身につけた忍耐力は成功の礎となる。
 ・大きな目標を発見できないなら、目の前にあるやるべきことに集中する。それにより集中力とコントロール能力が向上する。そして間もなくより大きな目標が見えてくる。
 
 ・成功(目標の達成)を手にできない人は、自分の欲望をまったく犠牲にしていない。成功を願うなら、それ相応の自己犠牲を払わなくてはならない。


 「思考は現実化する」は、成功するためには自己犠牲と忍耐力が必要と説いていますが、その内容がすでにこの本に書かれています。


 この本が書かれた100年以上も前に、成功法則を語るほどの事業環境があったのだろうかと読者は疑問に感じるかもしれません。この時期は以下のような近代工業が立ち上がる時期でした。
 
 エジソン
  1877年:電話機・蓄音機発明
  1879年:電球発明
  1880年:発電機発明
 ヘンリー・フォード
  1908年:T型フォード発売

  
 また、ジェームズ・アレンが作家になる前は、数名の工業家のための経営コンサルタントをしていました。つまり、この本を書ける環境は整っていたといえます。
 

 95ページの小冊子でとてもわかりやすいです。自己啓発の源流を学びたい方に。
 


PS: この書評ブログ、なぜか検索エンジンの順位を下げられ、圏外に飛ばされてしまいました(; _ ;)。でも負けずにがんばります!



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[ 2012/10/28 12:12 ] 人生論 | TB(0) | CM(0)

誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 (ジム ドノヴァン著)


20121020_誰でもできるけれど
誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則 [ジム・ドノヴァン]

人生のどん底から成功者になった著者が、”続けられる”成功法則を紹介


 20代の若さでヒルズ族となったKOTAさんが、自分の人生を変えた「絶対に読むべき本」として

・思考は現実化する
・道をひらく
・誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
・「原因」と「結果」の法則


ブログで紹介(しています。


 今回はこの4冊のうち、3番めの誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則の書評です。


 KOTAさんの紹介文はこちらをごらんください。


 私もこれまで成功法則の本を何冊も読みましたが、KOTAさんが言われるように”既に多くの自己啓発書を読まれている方でもまた違った視点で考えさせられ”ました。


 たとえば、「自分のやりたいことや目標をノートに書くと実現する」という成功法則があります。

 この本では

 人生において、主要な分野は次の六つだ。間隔をあけて、紙に書いてみよう。

 ・人間関係(家族、友人、会社・・・)
 ・仕事
 ・健康
 ・精神、感情
 ・経済
 ・教育

 それぞれの分野で、あなたが変えたい、または向上させたいと思うものはなんだろう?たとえば、太り過ぎで健康に問題があるのなら、「健康」の項目にそのように書く。


 といったように、その具体的な方法がわかりやすく説明されています。


 また、この本に書かれている方法を、読者ががんばって続けられる工夫があります。

 たとえば鏡を使ってセルフイメージを高める方法。下線部分に注目。

あなたも自分をほめてみよう。鏡の前に立って、「私は自分をほめる」と大きな声で言ってみよう。それで落ち着かない気分になったり、恐ろしくさえなったりするかもしれないが、それはごく普通のことだ。このエクササイズを行なって泣きだしてしまった人を、私は何人も知っている。だが、これを何度も繰り返しているうちに、自分自身や人生一般に対しての感じ方が、徐々に変わっていくのに気づくだろう。


 ゴール設定の重要性を説明する章では

収入を月三千ドル増やすというゴールを定めて、結局二千ドルしか増やせなかったとしても、それは失敗といえるだろうか?そうではないだろう。たとえ当初の目標を達成できなくても、ゴールを定めていなかった場合よりも向上しているのだから。


 このような説明があれば、読者が同じ気分におちいったとき、自分のやっていることに意味があるのかと悩んだとき、それが普通なんだとがんばって続けることができますね。


 僕も今年になってから、自分の目標や願いをノートに書いています。今読み返すと、ほとんどが実現していなくて情けなくなったり、なんてバカなこと書いてるんだろうと反省することも。でも中には実現しているものがあって、そのおかげで仕事がうまくいき、職場のチーム力も高まっていることに気付きました。

 この本に書かれている方法なら、うまくいかない時でもめげずに続けられ、もっと多くの目標を達成できそうです。



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[ 2012/10/20 20:36 ] 人生論 | TB(0) | CM(0)

【日記】ジェームス・スキナー 「人生の選択」 講演会レポ






 昨日、愛知県大府市で開かれたジェームス・スキナー氏の

 人生の選択
 ~成功者とそうでない方との違いは選択にあった~

 
講演会に参加しました。

 ジェームス氏は成功の9ステップなどの著書で知られるセミナー講師です。




 講演内容のメモを元に、自分なりに内容をまとめてみました。とりとめのない文章ですが、興味のある方はぜひ読んで下さい。
 
 
【1】人生の基準
 人は自分の人生はこんなものと思っている。しかしそれは基準が低いから。一般社会のレベルが低すぎる。
 あなたの基準はどこから来ているのか。TVだろうか?しかしTVプロデューサになるための資格は、視聴者を馬鹿だと思うこと、解決策を出さないこと、これは本当だ。
 人生の基準を社会通念で決めない。自分はこれ以上の人生を送れるはずと思うこと。

【2】心によい種をまく
 心は庭のようなものだ。良い種をまいて育てることが必要。種とは思いである。でも普通の人は種を育てる方法を学んでいない。意識的に良い種を植えていない。雑草の種を取り除けない。
 良い種をまいて自分の欲しい結果を選ぶ。普通の人は種すらまかない。
 思いの種をまくのを妨げているのは、アトランダムに思いを巡らせているから。マインドを方向づけることが一番大切なこと。
 
 私は自分のマインドをコントロールできる。
 私はなんでもできる。

 
 違う思いを持てば生活が変わる。世の中は雑草の種をまいている人ばかり。最高の将来の種をまこう。

【3】プラスのストーリーを思い描く
自分はどういうふうに選択をしてきたのか。
身の回りで起こることは選択できないが、それに対するあなたの反応は選ぶことができる。

どういう思いを頭に入れるのか。
自分の状況をどういうもののせいにしがちだったのか。

人はできない理由をストーリーにしてしまい、それが口癖になっている。

 ・お金がないから、~できない。
 ・時間がないから、~できない。
 ・もう歳だから、~は無理。

できないストーリーを語るのをやめれば、物事はうまくいく。
できない理由のストーリーを語るのをやめる。他人のできない理由のストーリーにも付き合わない。それはあなたの心に雑草の種をまく。
他人や外の世界をできない理由に持ち出さない「うちの上司が・・」。全部自分の話。

自分が何をしたいか、どうしたいかのストーリーを考える。
できないと思っただけで力が入らなくなる。マイナスの言葉を口にしない。

マイナスのストーリーをやめるだけで人生は好転する。
こんなことをやってみたいというプラスのストーリーを思い浮かべる。


【4】選択の幅を広げる
ひとは知らず知らずのうちに、選択の幅、つまり可能性の幅をせばめている。その原因は3つある。

(1)惰性(習慣化)
 例)通勤では毎日同じ電車の、同じ車両に乗る。
 
 何一つ決めなくてすむので楽できる。
 
 対策:たまには徒歩や自転車で通勤し、パターンを変える。
 
(2)権威
 例1)権力に意思決定を委ねてしまう。
 
 日本の時代劇がその典型。悪代官をお上が懲らしめる。庶民(自分たち)はなにもしない。お上に任せておけば良いという考え。
 日本人はこのパターンで洗脳されている。だから、政府がひどい政策を打っても革命が起きたりはしない。
 
 例2)専門家の意見を絶対的なものと受け入れてしまう。
 かつて専門家は、人間が1マイルを4分位内で走ることは不可能と言っていた。ところが、イギリスのロジャー・バニスターが、1954年5月に1マイルを3分59秒4で走り、世界で初めて1マイル4分の壁を破った。そしてそれ以後、4分を切る選手が続出した。

(3)文化
 例1)畳のヘリをふまない。ヘリを踏んでも何の問題もないが、それが決まりと無批判に受け入れてしまう。
 例2)物語を使う。「むかしむかしあるところに・・・」と言われると、以後の話は無意識に人間の頭にインストールできてしまう。

 自分の願望がどの原因で制限されているかを知り、制限を外さなくてはならない。
 
 
【5】良い選択をするために
まずは、思いの種をまく練習をする。制限を無視して、すてきなことを想像する。

してみたいこと、どんな場所で。そこで会いたい人はだれ。味わいたいこと。

やってみたいことをリストにどんどん加えていく。仕事、家族、友人のこと。

それによって、プラスのエモーションを持って過ごすという選択ができるようになる。

自分はあと24時間しか生きられないとしたら、何をするだろうか。

ネットサーフィンをして時間を潰すだろうか?

自分にとってもっと大切な選択をするはずだ。

そのような気持ちを持って、毎日を懸命に過ごして欲しい。 ■



 この講演会のあとにシークレットセミナーという、出席者を40人程度に限定したセミナーがありました。

こちらは参加者がジェームス氏に質問するというコーナーです。

その中でもジェームス氏は繰り返していたのですが

 ・マイナスの言葉を口にしない
 ・マイナスのストーリーを語る人がいたら、やめさせる
 ・マイナスのイメージを連想させるTV番組などを見ない
 

ことが大切とのことです。


じつをいうと、シークレットセミナーのほうが僕には面白かったのですが、その話はまた後日。

(写真は講演会のあとのサイン会、筆者とスキナー氏)


後日記:
 この講演の前半の趣旨は

 あなたの今の人生は、あなた自身のこれまでの選択の結果

 という考えです。

 この講演会の後にスティーブン・R ・コヴィー氏の7つの習慣を読んだのですが、この前半の内容は7つの習慣第二部 私的成功と非常によく似ていることがわかりました。
 この本を読めば、講演の基本的な考えをより深く、何度も繰り返し学べます。





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[ 2012/10/16 00:25 ] 日記 | TB(0) | CM(0)

道をひらく (松下 幸之助著)


20121014
道をひらく [ 松下幸之助 ]

自分の考えや行動について内省をうながす、珠玉の随想集



 20代の若さでヒルズ族となったKOTAさんが、自分の人生を変えた「絶対に読むべき本」として

・思考は現実化する
・道をひらく
・誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則
・「原因」と「結果」の法則


ブログで紹介(しています。


 今回はこの4冊のうち、2番めの道をひらくの書評です。松下電器産業の創業者で、経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんの著書です。

 この本はPHPに幸之助さんが連載した短文の中から、121編を選んでまとめたものです。
 

 時にふれ折にふれての感慨をそのまま綴ったものであるが、この中には、身も心もゆたかな繁栄の社会を実現したいと願う私なりの思いを多少とも込めたつもりである。


 
 この121編が
 
 ・運命を切りひらくために
 ・日々を新鮮な心で迎えるために
 ・ともによりよく生きるために

 
など、11の章に分類されて紹介されています。

 ひとつひとつの文を読むと、自分の考えや行動を反省させられたり、勇気づけられる箇所がたくさんあります。部分的に引用します。
 
 

 
 自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
 
 この道が果たして良いのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
 
 あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。

 

 真剣勝負
 人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも、生命をかけて真剣にやらなければならない。長い人生ときには失敗することもあるなどと呑気にかまえていられない。これは失敗したときの慰めのことばで、はじめからこんな気がまえでいいわけがない。


 

 カンを働かす
 カンというと、一般的には何となく非科学的で、あいまいなもののように思われるけれども、(すぐれた武道家が持つ)修練に修練をつみ重ねたところから生まれるカンというものは、科学でも及ばぬほどの正確性、適格性を持っているのである。そこに人間の修練の尊さがある。
 世に言われる科学的な発明発見の多くのものは、科学者の長年の修練によるすぐれたカンに基づいて、そのカンを原理づけ、実用化するところから生み出されている。つまり、科学とカンとは、本来決して相反しないのである。

 

 後生大事
 賢い人が、賢いがゆえに失敗する、そんな例が世間にはたいへん多い。
 ところが、一方に、「バカのひとつ覚え」といわれるぐらい仕事に熱心な人もいる。こういう人は、やはり仕事に一心不乱である。全身全霊を打ち込んで精進する。しぜん、その人の持てる知恵は最上の形で働いて、それが仕事の上に生きてくる。成功は、そこから生まれるという場合が非常に多い。
 仕事が成功するかしないかは第二のこと。要は仕事に没入することである。


 
 
 僕なりに要点をまとめると
 
 ・人生には苦難がつきもの。それを乗り越えることで人間的に成長できる。
 ・謙虚な心、素直な心で周囲の人の声に耳を傾け、先人の知恵に学ぶ。素直になれば見えないものも見えてくる。
 ・仕事には厳しくなければならない。全力でやる。最後まで手を抜かずにやり切る。とどめを刺す。


 
 優しいだけでなく、仕事に厳しさを求める点は、企業を経営し、モノづくりにたずさわった幸之助さんらしい考えと思います。
 
 
 勢古浩爾(せこ こうじ)さんがビジネス書大バカ事典で指摘したように、ビジネス書を読む人の動機は、露骨に言えば自分のためだけにお金を儲けること。そしてその心理につけ込むビジネス書が跋扈(ばっこ)しています。
 

 しかしこの本の基調は違います。
 
 国民一人ひとりが日一日と成長することが日本全体の繁栄につながり、よりよい世の中の実現につながる
 
 やはり名経営者の視点は一段も二段も高いですね。
 
 
 この本には、高い基調で自分自身を鼓舞し、周囲の人を勇気づける言葉があふれています。
 
 

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[ 2012/10/14 22:23 ] 人生論 | TB(0) | CM(0)

100円のコーラを1000円で売る方法(2) (永井孝尚 )



100円のコーラを1000円で売る方法(2) [ 永井孝尚 ]

39冊の本に書かれたマーケティング理論のキモをこれ一冊で学べます


100円のコーラを1000円で売る方法残業3時間を朝30分で片づける仕事術バリュープロポジション戦略50の作法などの著者である永井孝尚さんの著書です。本書は100円のコーラを1000円で売る方法の2作目です。


 1990年のバブル経済崩壊後、日本経済が苦しみ続けているのは過去の成功体験にとらわれていることにある。
 
 スケールメリットを徹底的に追求し、強者の戦略を仕掛けてくるサムソン等の新興企業に対し、多くの日本企業が過去の成功体験にとらわれて「強者の戦略」で戦い続け、縮小し続ける国内市場で消耗戦を繰り広げている。薄型テレビ市場の競争がまさにそれ。

 
 つまり、強者だった日本企業が、いつのまにか新興企業に立場の逆転を許し、弱者となってしまった。しかし日本企業はそのことに気がついていない。
 
 (ケータイでも日本の独自規格にしばられてグローバル展開ができず、サムソンやLGにやられているのは周知の通り)
 
 だから、自分たちは弱者であることを認め、過去の成功体験を捨てて弱者の理論で戦おうというのが本書の趣旨です。
 
 
 そのために必要なことは以下の3つのシフト
 
 (1)網羅思考から、仮説思考・論点思考へのシフト
 (2)すべてをやる思考から、やらないことを決める思考へのシフト
 (3)成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へのシフト
 

 これらが物語形式で展開されていきます。
 
 
 舞台は会計ソフトウェア市場。登場人物をまとめると

 会計ソフト最大手 バリューマックス社
  商品戦略課長 内山明日香
  社長 東海林絵美
  売っている会計ソフト <経営の達人>

 駒沢商会
  商品企画課長 宮前久美、部下は井上太郎、ロンロン
         上司は商品企画部長の与田誠
  売っている会計ソフト  <社長の会計>


あらすじ

 駒沢商会の宮前久美が、3年の歳月をかけてクラウド型の<社長の会計>を開発し、ヒット商品に育て上げた
 
 すると会計ソフト最大手、バリューマックス社が、<社長の会計>のコピー商品である<経営の達人>を作り、対抗してきた。販売後半年で<社長の会計>に売上がならんだ。
 
 劣勢に立たされた<社長の会計>の販売を立て直すため、宮前久美が逆転の戦略を進めていく。

 
 つまり、
 
  弱者の駒沢商会が強者のバリューマックス社の攻勢にあう。
  駒沢商会は過去の成功体験を捨て、弱者の戦略で挽回を図る。

  
 という構図です。
 
 この中で
 
  弱者の差別化戦略
  強者の同質化戦略
 
 といったマーケティング理論をわかりやすく解説しています。
 

 ライバル社の東海林社長が部下の内山明日香に語ります。
 

 「リーダー起業の鉄則はね、弱者である同業他社が何か差別化しようとしてきたら、その差別化ポイントを徹底的に封じて叩くこと」
 
 「たとえば、マクドナルドは、海外のライバル企業が日本市場に参入しようとすると、徹底的に調査して、絶妙なタイミングで対抗商品を投入しているのよ。たとえば、”ワッパー”というビッグサイズのハンバーガーが売り物のバーガーキングが2007年に上陸したときも、マクドナルドはその半年も前から”メガマック”を投入してビッグサイズのハンバーガーという差別化ポイントを封じ込めているわ。リーダー企業だからこそ、市場調査を綿密に行い、相手の差別化ポイントを封じることが必要と分かっているからよ」

 
 強者の戦略の基本はミート戦略、つまり相手の差別化戦略を、模倣して同質化(差別化ポイントを吸収)してしまうこと。 
 
 差別化戦略について、与田が久美に語る場面
 

 マイケル・ポーターは「(リーダー企業への)攻撃戦略の基本は、似たような戦略で真っ向からぶつからないことである」と言ってます。リーダー企業がどう頑張っても真似できないくらい徹底的に差別化を図るんです。」
 
 考えこむ久美に対して、与田は尋ねた。
 
 「戦略は何のために立てると思いますか?」
 
 「”何をやるか”を決めるために立てるんです」
 
 「まったく逆です。戦略は”何をやらないか”を決めるために立てるんです」
 
 「”やるべきことを足していくと、結局色々なものに手を出して、ライバルと差別化できなくなる。行き着く先は再現のない価格競争です。物事はすべてトレードオフ。何かを取れば、何かを失う。だから、”何をやるか”ではなく、”何をやらないか”を決めることが重要なんです」

 
 
 ドラッカーも「マネジメント」の中で
 
 イノベーションは組織の外にもたらす変化である。既存のものは陳腐化すると仮定し、陳腐化したものを体系的、計画的に捨てることである。

 と述べていますが、それと通じる考えですね。
 
 
 こんなふうに、39冊の本に書かれたマーケティング理論のキモがストーリーにそって、わかりやすく解説されています。
 
 
 前著100円のコーラを1000円で売る方法では、読者から「仕事で悩んでいたことが、マーケティング理論でこのように説明できることをはじめて知った」との感想が寄せられたそうです。
 
 この本も、同じようにあなたが仕事で感じている疑問や悩みを説明し、解決のヒントを与えてくれるかもしれません。
 

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[ 2012/10/07 10:40 ] ビジネス | TB(0) | CM(0)
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