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ビジネス アラフィフリーマンのビジネス書評

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秒速で1億円稼ぐ条件 (与沢 翼著)



秒速で1億円稼ぐ条件

ネットビジネス第一人者は迫力が違う!


 ネットビジネス界の寵児とか、詐欺師とか、いろいろ言われている与沢さんの著書です。ちょっと抵抗があったのですが、第一人者の思考を知りたいと購入しました。
 
 与沢さんは弱冠30歳ですが、その人生は半端じゃありません。
 
 ・小学生の頃から商売を始める
 ・不良少年で高校は3日で中退
 ・19歳の春に勉強を開始し、大検を取得。9ヶ月後、早稲田大学社会学部に入学
 ・早稲田大学ではビジネスコンテストで優勝
 ・23歳でアパレル会社を起業。わずか3年半で月商1億5000万円の会社に成長させるが6年後に倒産。手元に残ったお金は10万円!
 ・アパレル会社倒産後、ネットビジネスに参入。わずか半年で5億円を稼ぎ出し、復活劇を遂げる


 本を読んでみてわかるのは、与沢さんにはビジネスコンテストで優勝する地頭力、6年のリアルビジネスの経験がある。その経験をベースにネットビジネスを立ち上げ、成功させていること。稼ぐ才能もセンスもあります。
 
 たとえば会社を倒産させてからの復活劇はすごいの一言!
 
 手持ちのセミナー資料をオプトイン・アフィリエイトを通じて売ることを決意。手元に10万円しかないのに、広告費4000万円を投じる。
 
 オプトイン・アフィリエイトは資料請求型のアフィリエイト
 
 
 どうしてそんなことができたのか?
 
 アフィリエイト報酬支払いサイクルを最短で75日という長いものに設定し、最初に集めた顧客リストから広告費を回収する。つまり、買掛金の支払いサイクルを利用して資金調達をする戦略をとった。これはアパレル業界では常識だった。
 
 まず、トップアフィリエイターに手持ちのセミナー資料を無料でばらまいてもらう。読者が資料請求すると、メールアドレスが手に入る。
 
 そのメールアドレスに、「新しい情報がある」とメールを送り、他人のアフィリエイトを紹介する。
 
 読者がそのメールに紹介されているリンクをクリックすると1000~1500円くらい回収できる。
 
 
 つまり、広告費を投じてキャンペーンを主催して読者を獲得。他人の案件で経費を回収し、利益まで出すという離れ業です。
 
 結果は、1週間で3万件、さらに1ヶ月半で7万件のメールアドレスを入手。そんなに儲けが出なくても、リストが残ればいいと考えていた。そして、9月に500万円、10月に1500万円を稼ぎ出し、オプトイン・アフィリエイターとして日本一の座を占めた。
 
 会社の倒産が2011年8月なので、まさに秒速でお金を稼いでいることがわかります。
 
 
 他には、ブログやfacebookでバイラルを起こす方法など。これでもかというぐらいの仕掛けが紹介されています。
 
 ツイッターでは使う言葉やテーマにエッジを利かせることが注目されるコツ。そのためネットで格言、名言を検索し、自分の言葉に置き換えてツイートする。それをつぶやくことで、相手からリツイートされる可能性が増す。また、いつでも格言、名言を記憶の中から引き出せるようになった。
 
 
 この例からもわかるように、与沢さんは歴史やビジネスをすごく勉強してます。こちらは与沢さんの講演会を聞いた人のレポ。
 
   http://ameblo.jp/yusuke00004/entry-11402712809.html

 
 実際、この本の中にも
 
 
 ・呉越の戦いに関する越王の復讐劇
 
 ・「魚鱗の構え」「鶴(かくよく)の構え」


 
 といった中国の歴史に関することや、与沢さんが会社を設立する前に
 
 グリーやミクシィ、DeNAの有価証券報告書を鬼の形相で分析し、会社の利益構造や一人あたりの収益、広告費を把握した
 
 といったエピソードが書かれています。
 
 
 そんなにたくさんのことを勉強する時間がどこにあるんでしょうか(@@;)
 

 人気ブロガーとかそんなレベルでない迫力がビンビン伝わってくる本です。


 アマゾンのレビューでは酷評されてますが、本当に中身を読んでいるのかとレビューワーに問いただしたいです。






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[ 2013/01/12 17:23 ] ビジネス | TB(0) | CM(0)

オレたち花のバブル組 (池井戸 潤著)





オレたち花のバブル組 (文春文庫)

仕事とは何か、矜持とは何かを考えさせられる



 (一部ネタバレがありますので、ご注意ください)
 
 本書はノンフィクション小説ですが、金融業界の中身を知ることができるビジネス本とも考えられるので、ビジネスのカテゴリに入れました。

 
(あらすじ)
 老舗の伊勢島ホテルが運用失敗で120億もの巨額損失を出した。メーンバンクの東京中央銀行は黒字化を前提に先日200億円の融資を実行したばかり。

 頭取の指示でその担当が突然、営業第二部の半沢に回ってきた。もし金融庁検査で伊勢島ホテルに対する融資に回収懸念があると判定されたら、東京中央銀行は数千億単位の「引当金」を積まなければならず、大打撃を受ける。半沢の使命は伊勢島ホテルの経営を立て直し、金融庁検査で回収懸念がないことを証明すること。しかし金融庁検査は来月の第一週で時間の猶予はない。

 半沢はバブル入行組の同期の友人と協力し、伊勢島ホテルへの融資を決めた京橋支店の関係者を調査する。巨額損失のことなど知らぬとしらばくれる彼らに疑念を感じた半沢は、「やられたら倍返し」をモットーに、証拠の積み重ねや、意表をつくハメ込みで彼らを追い詰め、銀行の闇の部分を暴いていく。


 
 部長や役員、そして金融庁の調査官といった上役に、舌鋒鋭く立ち向かう半沢の姿は実に痛快で胸が熱くなります。もう目が離せずに一気読みしてしまいました。こんなに夢中になった小説はハリーポッター以来です。しかも面白いだけでなく
 
 ・引当金
 ・金融庁検査
 ・粉飾決済
 ・迂回融資

 
 といった金融の知識が、ストーリーを追ううちに自然と理解できます。あと、バブル時代のノーパンしゃぶしゃぶ接待の実態、金融庁検査の様子、金融庁の役人どもの傍若無人ぶりなど、金融業界の内部事情もいきいきと描かれています。


 金融に興味のない人、興味はあるけどなんとなく敬遠している人もぜひ一度読んでみてください。とにかく面白いです!



 

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[ 2013/01/06 17:24 ] ビジネス | TB(0) | CM(0)

100円のコーラを1000円で売る方法(2) (永井孝尚 )



100円のコーラを1000円で売る方法(2) [ 永井孝尚 ]

39冊の本に書かれたマーケティング理論のキモをこれ一冊で学べます


100円のコーラを1000円で売る方法残業3時間を朝30分で片づける仕事術バリュープロポジション戦略50の作法などの著者である永井孝尚さんの著書です。本書は100円のコーラを1000円で売る方法の2作目です。


 1990年のバブル経済崩壊後、日本経済が苦しみ続けているのは過去の成功体験にとらわれていることにある。
 
 スケールメリットを徹底的に追求し、強者の戦略を仕掛けてくるサムソン等の新興企業に対し、多くの日本企業が過去の成功体験にとらわれて「強者の戦略」で戦い続け、縮小し続ける国内市場で消耗戦を繰り広げている。薄型テレビ市場の競争がまさにそれ。

 
 つまり、強者だった日本企業が、いつのまにか新興企業に立場の逆転を許し、弱者となってしまった。しかし日本企業はそのことに気がついていない。
 
 (ケータイでも日本の独自規格にしばられてグローバル展開ができず、サムソンやLGにやられているのは周知の通り)
 
 だから、自分たちは弱者であることを認め、過去の成功体験を捨てて弱者の理論で戦おうというのが本書の趣旨です。
 
 
 そのために必要なことは以下の3つのシフト
 
 (1)網羅思考から、仮説思考・論点思考へのシフト
 (2)すべてをやる思考から、やらないことを決める思考へのシフト
 (3)成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へのシフト
 

 これらが物語形式で展開されていきます。
 
 
 舞台は会計ソフトウェア市場。登場人物をまとめると

 会計ソフト最大手 バリューマックス社
  商品戦略課長 内山明日香
  社長 東海林絵美
  売っている会計ソフト <経営の達人>

 駒沢商会
  商品企画課長 宮前久美、部下は井上太郎、ロンロン
         上司は商品企画部長の与田誠
  売っている会計ソフト  <社長の会計>


あらすじ

 駒沢商会の宮前久美が、3年の歳月をかけてクラウド型の<社長の会計>を開発し、ヒット商品に育て上げた
 
 すると会計ソフト最大手、バリューマックス社が、<社長の会計>のコピー商品である<経営の達人>を作り、対抗してきた。販売後半年で<社長の会計>に売上がならんだ。
 
 劣勢に立たされた<社長の会計>の販売を立て直すため、宮前久美が逆転の戦略を進めていく。

 
 つまり、
 
  弱者の駒沢商会が強者のバリューマックス社の攻勢にあう。
  駒沢商会は過去の成功体験を捨て、弱者の戦略で挽回を図る。

  
 という構図です。
 
 この中で
 
  弱者の差別化戦略
  強者の同質化戦略
 
 といったマーケティング理論をわかりやすく解説しています。
 

 ライバル社の東海林社長が部下の内山明日香に語ります。
 

 「リーダー起業の鉄則はね、弱者である同業他社が何か差別化しようとしてきたら、その差別化ポイントを徹底的に封じて叩くこと」
 
 「たとえば、マクドナルドは、海外のライバル企業が日本市場に参入しようとすると、徹底的に調査して、絶妙なタイミングで対抗商品を投入しているのよ。たとえば、”ワッパー”というビッグサイズのハンバーガーが売り物のバーガーキングが2007年に上陸したときも、マクドナルドはその半年も前から”メガマック”を投入してビッグサイズのハンバーガーという差別化ポイントを封じ込めているわ。リーダー企業だからこそ、市場調査を綿密に行い、相手の差別化ポイントを封じることが必要と分かっているからよ」

 
 強者の戦略の基本はミート戦略、つまり相手の差別化戦略を、模倣して同質化(差別化ポイントを吸収)してしまうこと。 
 
 差別化戦略について、与田が久美に語る場面
 

 マイケル・ポーターは「(リーダー企業への)攻撃戦略の基本は、似たような戦略で真っ向からぶつからないことである」と言ってます。リーダー企業がどう頑張っても真似できないくらい徹底的に差別化を図るんです。」
 
 考えこむ久美に対して、与田は尋ねた。
 
 「戦略は何のために立てると思いますか?」
 
 「”何をやるか”を決めるために立てるんです」
 
 「まったく逆です。戦略は”何をやらないか”を決めるために立てるんです」
 
 「”やるべきことを足していくと、結局色々なものに手を出して、ライバルと差別化できなくなる。行き着く先は再現のない価格競争です。物事はすべてトレードオフ。何かを取れば、何かを失う。だから、”何をやるか”ではなく、”何をやらないか”を決めることが重要なんです」

 
 
 ドラッカーも「マネジメント」の中で
 
 イノベーションは組織の外にもたらす変化である。既存のものは陳腐化すると仮定し、陳腐化したものを体系的、計画的に捨てることである。

 と述べていますが、それと通じる考えですね。
 
 
 こんなふうに、39冊の本に書かれたマーケティング理論のキモがストーリーにそって、わかりやすく解説されています。
 
 
 前著100円のコーラを1000円で売る方法では、読者から「仕事で悩んでいたことが、マーケティング理論でこのように説明できることをはじめて知った」との感想が寄せられたそうです。
 
 この本も、同じようにあなたが仕事で感じている疑問や悩みを説明し、解決のヒントを与えてくれるかもしれません。
 

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[ 2012/10/07 10:40 ] ビジネス | TB(0) | CM(0)
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